工法案内
ポリウレア樹脂吹付工法
NRCスプレー工法
ポリウレア樹脂とは──
NRCポリウレア樹脂は、国内でNETIS※
や、水道施設の技術的基準を定める厚生省令第15号をクリアし、さらに日本下水道事業団防食指針D種及び耐有機酸性の品質規格をクリアしているライノライニングス社製の製品であり、国内最強のポリウレアである。
今後、あらゆる分野で使用されることが期待される材料です。
※NETIS(新技術情報提供システム):民間企業等により開発された新技術に関わる情報共有及び提供するために国土交通省が運用するデータベースです。
極めて耐久性が高く環境にもやさしい、様々な用途に対して高い性能を発揮。
耐摩耗性
FRPの60倍以上の
耐摩耗性を有しています。
耐候性
10年以上の耐候性テストでも
吹付け時点の性能を
十分維持しています。
耐衝撃性
TNT火薬による爆風にも耐え、
約1トンの車がぶつかっても
大丈夫な強度があります。
その他の特徴
- 超速硬化
- 高伸度
- 高破断力
- 防食防錆
- 耐塩害
- 耐薬品性
- 防水性
- 無溶剤
- 無触媒
建築基準法に適合する耐火性能と400%を超える伸張性で、優れた耐久性と柔軟性を証明。
飛び火試験
コンクリートに施工し、着火した火種が消化するまで確認した。
条 件
ライノライニングス最強の「ライノ・エクストリーム FR」を使用
【燃焼】 木材を火種とし試験体上に設置
【回数】 2回実施
結 果
燃焼剤による延焼が広がったが、試験体が燃え広がることはなく、約10分で自己消火し鎮火した。
耐火性能を実証し国土交通省から建築基準法の建築基準法 第62条基づく規定に適合し耐火認定を受けました。(表層に他の加工を行わず、ポリウレア単体を使用した事例は初の認定)
延焼中
完全消火を確認
認定書
※日本建築総合試験所(大阪)で試験
伸び率試験
50mmの伸び部が破断するまで引張り、伸縮の追従を確認した。
条 件
ライノライニングス最強の「ライノ・エクストリーム」を使用
【試験体】 幅25mm・伸び部50mm・厚さ3mm
結 果
242mm伸びて破断(伸び率485%)し、その後60mmまで復元(復元率83%)した。
引張試験でも抜群の伸びと復元性を示し、様々な箇所に追従し施工のしやすさが証明されました。
200mm以上に
伸びた試験体
※福岡県工業技術センター(福岡)で試験
─ 各種ライニング材性能比較表 ─
─ ポリウレア樹脂の施工方法 ─
施工方式
A剤とB剤の2成分をコンピューター制御の「リアクター」で加熱圧送。
専用スプレーガンの内部で2液を衝突混合させ、超速硬化しながら塗膜を形成します。
A剤 ポリイソシアネート化合物
+B剤 アミン化合物